2025.02.25 UP
現代の会社で、インターネットを利用しない業務はほとんどありません。 しかし、その便利さの背景には、マルウェア(悪意のあるソフトウェア)などの脅威が待ち構えています。
表面的には危険に見えないマルウェアですが、その被害は以下のようなものがあります。
①データの漏洩
パソコンやスマホに保存していた企業情報や個人情報が無意識のうちに第三者へ送信されてしまう。
②システムの停止や破壊
会社のシステムが攻撃を受け、作業が止まったり大きな損失を出したりしてしまう。
③データの改ざんと脅迫
知らぬ間にデータが改ざんされてしまい、大規模な損失を負ったり、データを復元するために身代金を要求されてしまう。(復旧される可能性は低い)
④価値の高いデータの抜き取り
パソコン内のデータを、常に第三者が閲覧できるプログラムを仕込まれてしまう。
⑤信頼の失墜を招く行為
マルウェアに感染したことで、新たな犯罪行為やマルウェアの感染拡大の踏み台として、パソコンが利用されてしまう。
これらの被害から自分のデータや環境を守るためには、脅威を理解するための教育と細やかな対策を重ねて行くことが重要です。
『うちのような中小企業を狙うなんてことはない』『無料のソフトだけで充分』と思った方こそ要注意です。
万が一被害にあった時に、世間や取引先企業に対して『まさか狙われると思っていませんでした』『無料のソフトで対策していました』という言い訳では到底納得してもらえるものではありません。
そんな事にならないように今から対策していくことが大切です。
「マスクそのものが持つフィルター」機能のようなものです。
エンドポイントセキュリティは、パソコンやスマートデバイスに直接設置され、ウイルスやマルウェアの侵入を防ぐ最前線の守りです。
これがないと、外部からの脅威が直接端末に侵入してしまいます。
※代表的な商品:ウイルスバスター、ESET、ノートン、YSAVRなど
「部屋全体の空気を綺麗にする空気清浄機のフィルター」に例えられます。 UTM(統合脅威管理)は、ネットワーク全体を監視し、外部からの脅威を未然に防ぐ役割を果たします。 これにより、個々の端末だけではなく、UTMに接続しているネットワーク内の全ての機器を包括して守ることができます。
「マスクに取り付けられた微粒子検知センサー」のようなものです。
ログ監視は、端末やネットワークで発生するすべての動きを記録し、何か異常が発生した場合にすぐに気づくことができます。
これにより、フィルターをすり抜けた脅威にも迅速に対応可能です。
※代表的な商品:SKYSEA、マリオンクラウド、YSAVRなど
セキュリティ対策は、単なるソフトウェアの導入だけでは十分ではありません。
複数の対策を組み合わせ(多層防御)、継続的に見直しや更新を行うことで、強固な防御体制を築くことができます。
フィルター付きマスクが感染症予防に欠かせないように、エンドポイントセキュリティ、UTM、端末ログ監視といった多層的なセキュリティ対策が、現代のビジネス環境を守るカギです。
「フィルターを定期的に交換したり点検する」ように、セキュリティ対策も常に最新の状態に保ちましょう。
これにより、日々進化するマルウェアの脅威に立ち向かうことができるのです。
オフィススタイルラボではYSAVRをはじめとしたセキュリティ商材の取扱いもしております。
このコラムをきっかけにぜひ身の回りのセキュリティ対策を見直してみてください。
もう何年も同じ対策・1つの対策しかしていなかったり、
守れていると思っていたが実は守り切れていないかもしれません。
そんな時はぜひ一度ご相談ください。
オフィススタイルラボが皆様のお役に立てるようサポートさせていただきます。