2025.03.12 UP
皆さんは「ダークウェブ」についてどのぐらいご存知でしょうか…?? 日本では2012年に発生したPC遠隔操作事件がきっかけで、その存在が多くの人に知られることとなりました。 すでに詳しく知っている方もいらっしゃるかと思いますが、今回は 「言葉は聞いたことがあるけど、詳しくは知らない」「なんとなく怖いイメージ」「何か対策できることはないのかな?」というようなあまり知らない方々にむけて、 そもそもダークウェブとは何なのか、からご紹介していきます。
まずはじめに「そもそもダークウェブとは何なのか」という点についてご説明します。 「匿名性が非常に高い特別なネットワーク上に構築されたWebサイト」の総称がダークウェブとされています。 私たちが日常で見ているようなWebサイトはGoogleやYahoo!のような検索エンジンで検索したらでてきますが、ダークウェブはこれらの検索エンジンの検索結果にヒットしません。 さらには、ChromeやInternet Explorerなどの一般的なWebブラウザでの閲覧もできません。
「サーフェイスウェブ」と呼ばれる、私たちが普段目にするようなごく普通のWebサイトと、 今回のテーマである「ダークウェブ」に加えて「ディープウェブ」と呼ばれるものが存在します。これら3つを比較すると以下のようになります。
この3つはよく氷山の一角に例えられているのですが、 サーフェイスウェブは「海上に見えて出ている部分」、ディープウェブは「海面の下にある部分」、ダークウェブは「それよりももっと下、奥深くにある部分」と言われています。
違法行為に利用され、個人情報の売買がされている可能性のあるダークウェブに自分の情報が流れていないか、多くの方が気になっているかと思います。
ただ、それをどのように調べて確かめればいいのか皆さんご存知でしょうか…??
ここからはGoogleアカウントにおける「ダークウェブレポート」についてご紹介します。
この機能はGoogleアカウント上でプロフィールを設定することで、ダークウェブをモニタリングし、自分の個人情報が漏洩しているのかどうかを確認してくれる機能です。
(※この機能は一般ユーザー向け機能であり、Google Workspace アカウントと管理対象のアカウントでは現状利用できません)
(※2025年3月時点で利用できている機能であり、こちらに対するお問い合わせには対応致しかねます。ご了承ください。)
個人情報が漏洩していないかのモニタリングに加えて、
新たに見つかった情報漏洩に関する通知をしてくれたり、個人情報保護のためのヒントやおすすめ情報を教えてくれたりもします。
具体的な設定方法は以下の通りです。
①ご利用になっているGoogleアカウントアイコンより、【Googleアカウントを管理】をクリックします。
②Googleアカウント管理画面より、【セキュリティ】をクリックします。
③【ダークウェブレポート】欄をのボタンを【オン】にします。
④【結果を表示】をクリックします。
完了後の結果確認はこちらです。
ダークウェブは有益に使用されることもあるので、必ずしも全てが悪というわけではないものの、個人情報の売買をはじめ違法行為が多々あることも事実です。
何となく悪いイメージを持つだけではなく、正しい知識を身に着けて、パスワード管理の徹底やセキュリティソフトの導入といった具体的で正しい対策をしていくことが大切です。
オフィススタイルラボでは、セキュリティ対策はもちろんのこと、安全にインターネットを利用するためのサービスをご提供しています。
正しい知識と対策で安心してインターネットを利用するようにしましょう。